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栄養素についての参考情報を提供いたします。
栄養学についての知識を高めて食生活に取り入れ、日々の健康維持に活用しましょう。

参考情報:栄養素についてのトピックス

※学説や定説は、研究成果や臨床結果などにより日々変更され、進化発展していきます。
書かれていることや教えられたことをそのまま鵜呑みにするのではなく、必ずご自身でも
調査および勉学を継続し、常にアンテナを立てておくことを心掛けるようにしてください。

なぜ夏にカレーなのか?食欲不振や消化不良を改善に導く夏に最適な薬用食

夏はカレー。
まだまだ続く暑い季節、条件反射的に脳裏をよぎるフレーズです。

なぜこんな暑い季節に、熱いカレーなのか?
CMなどのメディアにより刷り込まれているところが大きいのですが、実は根拠があって、夏にカレーを食すことは合理的なんです。

今回はその辺をご説明したいと思います。

夏バテというワードがありますが、夏場は体調管理が難しい季節です。

外にいると蒸し暑さから熱中症などのリスクがありますし、建物の中はクーラーガンガンで、冷えからくる体調不良に陥る可能性があります。
ずっとオフィスにいるOLさんなんかは、冷えに悩まされている方も多いでしょう。

また、暑いからと冷たいものをゴクゴク一気に飲むと、内臓が冷えて機能低下につながります。

 ・胃腸が冷えると、栄養素の消化吸収力が低下し、また免疫力が下がります。
 ・肝臓が冷えると、三大栄養素およびビタミン・ミネラルの代謝(活性化)や毒素処理力が低下します。
 ・腎臓が冷えると、老廃物の排出機能が弱まります。
 ・ついては体温が下がると、酵素のはたらきが弱まり、基礎代謝が低下します。

こういった感じで、体は暑さと冷えの連続波状攻撃を受け、体調不良のスパイラルに陥っていきます。

さらには、蒸し暑さにやられて食欲がわいてこなかったり、大量にかく汗とともに特にビタミン・ミネラルなどの栄養素まで流れ出てしまったりと、食と栄養素の面でもマイナスに働くことが多いです。

そんな暑さと冷えに悩まされる夏という季節に最適な食、それがカレーなんです。

日本ではカレーというと単なる料理のひとつ、という位置づけでしかないのですが、栄養学的に定義するとこうなります。

 “10種類以上のハーブ&スパイスがブレンドされた薬用食

つまり、カレーはハーブやスパイスの様々な薬理効果(薬効)を享受できる料理、ということです。

 ※薬理とは “薬の成分によっておこる生理的な変化” を意味します。

現在世界で使われているハーブ&スパイスは500種類あり、日本では100種類が使われていて、そのうちカレー粉に使用されているのは約40種類とされています。

代表的なものは、クローブ、ナツメグ、ペッパー、シナモン、クミン、フェンネル、コリアンダー、タイム、ターメリック、ジンジャー、オレガノなどで、薬効としては、食欲増進、消化促進、、健胃、末梢血管拡張、血行促進、発汗、鎮静、賦香、防腐、抗菌、抗酸化など、様々な作用のある有効成分が含まれています。

これらの有効成分は、加熱して細胞を壊すことで流れ出るため、煮込む過程のあるカレーにはそれらが豊富に含まれていて、夏場の食欲不振・消化不良・体調不良を改善に導いてくれる薬効を大いに期待できるというわけです。

ちなみに、カレーは体温を上げる食ですが、発汗→血管拡張→鎮静作用により、体を冷ましてくれる “打ち水効果” もあります。
カレーを食べて汗をかいたあとにくる爽快感が、まさにそれですね。

栄養素の観点からは、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、インゲン、ニンニク、カボチャ、トマトなどの季節の野菜を具材として加えることで、特に不足しがちな栄養素であるビタミン・ミネラルをしっかり摂取することができます。

まとめますと、カレーのパワーの源はハーブとスパイスの薬効にあり、食欲不振や消化不良を改善し、かつ具材からビタミン・ミネラルなど大切な栄養素を摂取できる、夏に最適な薬用食、ということになります。

以上が “夏はカレー” の合理的根拠です。

最後にハーブとスパイスの違い、というか解釈について記しておきたいと思います。

辛いのがスパイスで、辛くないのがハーブ?
乾燥しているのがスパイスで、生のものがハーブ?

色々思い浮かびますよね。

結論から言うと “明確な線引きはできない” というのがその答えになります。

例えば、スパイス先進国であるヨーロッパでは、遠くの産地から運んでくるものをスパイス、近隣で採取できるものをハーブとしています。
乾燥したドライのものをスパイス、生のフレッシュなものをハーブとする解釈もあるようです。

日本スパイス協会の自主基準では、部位で大別し、茎・葉・花の部位を利用するのがハーブ、それ以外のものはスパイスとしています。

違いを明確にできないとはいえ、ぼんやりとさせたままでは気持ちがよろしくないので、ここでは下記のようにまとめておきたいと思います。

 ◆ハーブとは?
  ・香りと薬効があり、食だけでなく生活に幅広く役立つ有用植物
 ◆スパイスとは?
  ・食において、風味づけ、消臭、色づけ、保存性促進をするために用いる
   植物性の調味料で、料理をおいしく変身させ、体の健康に役立つハーブ。

ちなみに上の写真は、私がダイニング・バーを営んでいた頃に看板メニューとして提供していたレッドカレーです。約20種類のハーブ&スパイスを適用してオリジナリティを出していました。

本場のインドでは、各家庭ごとに好みのハーブ&スパイスを調合してカレーをつくっているそうです。
それぞれのハーブ&スパイスの香りや薬効などの特徴を把握してブレンドすることで、食としての楽しみも広がります。
ぜひみなさんも夏のオリジナルカレーに挑戦してみてください!

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written by staff M.Uchida
2016.09.01

【保有資格】
・米国ISNF認定 サプリメントアドバイザー
・NPO日本食育インストラクターPrimary
・AEAJ認定 アロマテラピーアドバイザー
・NHA認定 ハーバル・フード・マイスター